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理解度をあげてリスニングに役立てる

RFIをいくら聞いても、一向に聞ける感触が持てません。ただ耳を音が素通りしていくだけです。→そのうち他のこと、今日の夕食、何作ろうとか...を考え始め、ハッと気がつくともう終わりかけている.....という日々が続いていました。

そこでやり方を変えてみました。

一つの記事を良く理解してから聞くやり方です。

le fait du jourの1月31日の記事、同性の結婚についての記事にしました。理由は比較的新しいので、毎日音読することができる、中東、アフリカ関係の記事ではないということです。

ヒントは、木村達哉先生のブログで、30回の音読と100回の音読では付く力が違うと書かれていたので、私も真似してみようかなと思いました。(2月11日)恥ずかしいことに、私はこの記事を目を通しただけで音読どころかその前提となる記事全体の意味もしっかり把握せず、ホントにただ聞いていただけでした。

4行目,déposer un amendementはちゃんと辞書に、修正案を上程すると出ていました。5000はまさか修正箇所じゃないよねと思って夫に聞いてみたら、やはり、修正箇所で、つまり、反対派ははなから、議論する気はなく、ただただ反対するための修正案、90パーセント以上の箇所は議論する価値がないことが推察されます。つまり最初から、下院での議論の混乱が予想されているということです。

そこで、Baltolone氏のインタヴューです。

7行目のpar ma présenceは良くわかりませんでした。主人の説明も私の耳には?でした。しかしここの3行で、落ち着いて議論することが大切だと氏が言っていることはわかりました。

その次のEt celaから始まる一文が難しい。これも正確には訳せません。しかし、下院議員としてしなければならないこと(=落ち着いて議論する)が、議員としておとしめることにはならない....という意味に解釈しました。

氏の発言、3段落目は、partir du principe queで、まず、....を原則として認める....が辞書に載っていました。désignerは示すじゃなくて選任するの意味のほうでした。le leurは?でしたが、凝った言い方なので、leur rôleとおなじ意味でいいと言われました。

5段落目のil devaitが条件法であることが見抜けず....débordementは横溢、悪口などを浴びせることという訳語を見逃していました。agirはここでは、議論が悪い方向に行ったら、議長が、収拾をはかる、采配をふるうということらしいです。

最後のéclairerもうまい日本語が見つかりませんでしたが、混乱した議論で議員の悪いイメージを持たれるよりは、落ち着いた議論をすることで、自分たち議員たちがéclairerするだろう...ということだろうと思いました。

辞書をふるに使って、なんとかまあこんな意味かなと理解したところで、音読。何回か繰り返したら、やはり以前よりは確実に聞き取れました。なお、私なりの意味の取り方だったので正確な意味は違うところもあるかと思いますが、独学の身、仕方ないです。

このやり方がよいのかどうか果たしてわかりませんが、わからないまま聞いても、少しも理解できないということはわかりました。明日もこの記事を続けます。理解したところで聞いてみると氏の発言は強調したいところは、はっきり言っているので、速くても明確です。

そして新着記事の中でも興味を持てたものだけに絞ることにしました。ちょっともったいないと思ったのですが今の新作記事、チュニジア情勢については、完全理解する気力が湧かないからです。聞き流す教材は他で見つけ、これは精聴にしたいと思います。
by lucien518 | 2013-02-14 02:58 | フランス語


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